E3 2018　MC:吉田直樹（FF14P/D）ゲスト:辻本良三（MHWプロデューサー）「出張プロデューサーレターLIVE」まとめ

オンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」（FF14）は、E3の会場から、2018年６月13日（火）深夜３時から深夜４時30分（日本時間）まで、”出張FFXIVプロデューサーレターLIVE in E3”を配信。

”出張FFXIVプロデューサーレターLIVE in E3”では、「モンスターハンター：ワールド」（MHW）の辻本良三（つじもと　りょうぞう）プロデューサーをゲストに迎え、先日発表があった「モンスターハンター：ワールド」（MHW）とのコラボレーションについて語った。

また番組では、”Q＆Aセッション”が行われ、吉田P/Dが質問に答えたほか、ファンフェスのボーナスアイテムの発表、北米におけるPvP大会の詳細、コンパニオンアプリが７月下旬にリリースされる事などが発表された。

詳細は、下記、主な資料画像、公式サイトの動画[ビデオ]等でご確認ください。

「モンスターハンター：ワールド」（MHW）とのコラボレーションについて（要約）

冒頭で、「モンスターハンター：ワールド」（MHW）側のコラボ映像が公開され、MHWには、”ベヒーモス”が登場することが明かされた。

辻本Ｐが担当するコンシューマー向けアンクションゲームの「モンスターハンタ」シリーズとしては、コラボでモンスターを登場させるのは初めての試みとのこと。

Ｑ　吉田Ｐ/Ｄと、辻本Ｐは、どのようにして出会ったのですか？

Ａ　約10年前。モンスターハンターポータブル2（MHP2）の頃に、吉田P/Dがドラゴンクエストの開発をしていた頃に、スクエニ側２人、カプコン側２人（P・D）で飲んだのが初めての出会いです。４人で当時配信されたばかりの「ラージャン２頭の討伐クエスト」をやり、カプコン側が３乙してクエストを失敗したこともありました。
以後、定期的に食事に行って話をするなど、親交を深めてきました。

Q　２つのタイトルでコラボをする切っ掛けは何ですか？

A　約８年前。吉田P/Dが、FF14 1.0を引き受けた頃。
イベントで会った、辻本Ｐから「なんでそんなキャリアを無駄にするような事をするんだ！」と怒られ、「本気でやるなら、いくらでも協力するから」と言われたのが、コラボの切っ掛けです。

しかし、吉田P/Dは、当時のFF14の状況では、モンハンとコラボをしてもモンハンの力を借りるばかりになってしまうことから、FF14がカンバックしてからやろうという話になり、今回のコラボレーションに繋がったという。

他方、辻本Ｐは、「モンスターハンター」シリーズは、ワールドワイドで見た場合、知名度が低かったが、MHWはワールドワイドで展開するゲームタイトルとなった。そこで今、FF14とコラボをすることになった。

また、吉田P/Dは、MHWが発売される前から、「世界と戦いに行くんだ」と、カプコンの藤岡要クリエイティブディレクターから話を聞いていたという。

Q　コラボの詳細を教えて下さい

A　リオレウスとの戦闘は、レベル70で紅蓮のリベレーターのシナリオクリアが条件になります。リワードについては、７月に入ってから発表する予定です。

今回のコラボレーションの狙いは、凄腕光の戦士 VS 凄腕ハンターでガチ勝負をしようというものです。
実装までに約１か月あります。そこまでにキャラクターを育てて下さい。

それぞれの開発チームがクレイジーなことをやっています。

吉田P/Dは、ベヒーモスについては、尻尾が切れる、角が折れるなど部位破壊などもムチャクチャやって下さいとお願いしたという。

FF14の開発チームが、モンスターハンターのバトルを、FF14の８人のバトルにどうアレンジしたのか。
他方、MHWの開発チームが、FF14のベヒーモスを、どのようにモンハンのアクションゲームにしたのかを楽しみにしていてください。

本コーナーの最後に、辻本Pからのコメント。
「コラボを実現するまでに８年ぐらいかかりましたが、一番良いものをお届けできる、一番良いタイミングでコラボレーションできたと思っています。お互いがお互いの作品をリスペクトし、コラボがどんな風に実現するのかを皆さん楽しみにして下さい。まだまだ詳細は出していきますので、今後の情報にご期待下さい」

※　記事中の文言は、要約・補筆したものであり、発言を正確に抜粋したものではありません。

FF14 Q&Aセクション（要約）

Q　キャラメイクが制限されているのですがアップデートはありますか？

A　キャラメイクを制限をしている事はありません。通信量が膨大になってしまうなどの理由から、これ以上パーツを増やすことは難しい状況にあります。
　現在、予定はありませんが、グラフィックエンジンをパワーアップする時期が来れば、検討をするかもしれません。

Q　モグステーションのアイテムをアカウント単位にすることはできますか？

A　仕様上、アイテムをアカウント単位にするには”キー”が必要になります。しかしながら、”キー”には限りがあります。
　それゆえ、高額なアイテムに関しては、できるだけアカウント単位に設定していますが、全てのアイテムをアカウント単位にすることはできません。

Q　ディープダンジョン、エウレカなど、現在「パッチ.ｘ」で導入されているコンテンツを、メジャーアップデートで導入することはできませんか？

A　導入時期をズラしているのには、２つ理由があります。
　１つ目の理由は、一気に導入するとコンテンツが多過ぎてしまう事です。
　また人によっては一気にコンテンツを消化してしまい、次のメジャーアップデートまでコンテンツが無いという状態になってしまいます。
　それゆえ、長くコツコツ遊べるようリリース時期をズラしています。
　もう１つの理由は、導入を遅らせる事で、現在「パッチ.ｘ」で導入されているコンテンツの武具の強さを強く設定することができるからです。
　次期エウレカ（パゴス編）と蛮神ツクヨミを同時期に実装した場合、パゴス武器とツクヨミ武器を同じアイテムレベルにしなければならなくなります。
　仮に、パゴス武器を強く設定してしまうと、ツクヨミに行く必要性がなくなってしまうからです。

Q　ディープダンジョンの情報を教えて下さい。

A　リワードの一部を紹介します。

　コンテストに応募して頂いた髪形です。

　ドード―マウントです。（空も飛べます）

Q　イシュガルドにハウジングエリアはできますか？

A　今の所は予定がありませんが、次にハウジングエリアを開設するならばイシュガルドになるでしょう。

Q　メインクエストを短縮する予定はありませんか？

A　ARRのメインクエストなど、いくつかのメインクエストをバイパスする方向で検討しています。

Q　シャーク、プロテスなどプレイヤーが”選択”することになっているロールアクションが、”必須”になってしまっているのですが？

A　抜本的な修正についてはエクスパンションになると思いますが、現在、パッチ4.4のメジャーアップデートで何か手を入れられないか検討しています。
　次のプロデューサーレターライブでの発表をお待ちください。

Q　フリーカンパニーを探しているプレイヤー用に検索機能などを実装できませんか？

A　現在、UIチームで、「どのように作ろうか？」、「もう少しロールプレイぽくできないか？」など、企画を行っているところです。
　近くアップデートがあると思います。

Q　メインストーリーのコンテンツを再び遊べるようになりませんか？

A　いくつかのアイデアをもとに、どのようにゲームに組み込むかディスカッションをしているところです。

Q　ミニオンリストの更新をする予定はありますか？

A　現在作業中です。

Q　グループポーズの機能でリミットブレイク（LV3）を使用できるようになりませんか？

A　ターゲットが無いと使えない仕様ですのでできません。
　もちろん、技術的には可能です。
　しかし、グループポーズとはいえ、全員揃って限界を超えるというリミットブレイク（LV3）の性質上、安易に使用できて良いのだろうかという議論もあります。

Q　レガシーサーバーのパッチ1.23Bを追体験することはできませんか？

A　それを実現するには、当時のサーバーを、もう一度組み直さなければなりません。
　あの時のシナリオは、当時のFF14を応援し続けてくれた人に向けた、その瞬間のライブそのものだと思います。
　それゆえ、完全再現をする予定はありません。
　ただ、あの当時を味わえるようなことは、何かできればと思っていますが……。

Q　メインキャラのハウジングをサブキャラで利用できるようになりませんか？

A　作業中です。
　ハウジングは、現在、アカウントバインドと、ハウスマネキンというマーケットとつなぐシステムの2つを作業しています。

※　記事中の文言は、要約・補筆したものであり、発言を正確に抜粋したものではありません。