NPCコーディネートとは？　開発パネルゲスト：髙柳早紀クエストデザイナーファイナルファンタジーXIV（FF14） 5周年記念　14時間生放送

新生5周年を迎えた「FINAL FANTASY XIV」は、2018年９月１日（土）お昼12時より、5周年を記念した14時間生放送を実施。

お昼12時30分頃より、第46回FFXIVプロデューサーレターライブが開催された。
MCは、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹、グローバルコミュニティプロデューサーの室内俊夫。

番組前半では、パッチ4.4コンテンツ特集Part2が行われ、パッチ4.4で実装されるコンテンツの紹介が行われた。
後半では開発パネルが行われ、スペシャルゲストとしてクエストデザイナーの髙柳早紀が出演。
クエストデザイナーとしての仕事や、その人となりが紹介された。

本稿では、コーディネート設定の項目からまとめていく。

コーディネート

吉田「NPCに合わせて、どんな髪形、服装、目の色まで全部だものね」
高柳「例えば、アウラ・ゼラの部族の子たちを別々に写真を撮って頂いたんですけども、
　ウヤギル族の族長の方とかは千里眼を持っているという設定があったので若干目の色が片方違うとか、戦士クエストで出てくるドルゴノちゃんだったりは、
　キャラクターを優先にして作ったんですけども、この子の部族の特徴も出して作ったり、
　後は、ケスティル族は、喋らないっていう設定があったので……、喋らないって言われて、口元を隠す装備って一体何だろうって考えた所で、
　色々と出てきたんですけども、ちょっとごつくはなってしまったんですけども、一番シックリ来たって言うのがこれで……」
吉田「でも、印象的にコレは本当に上手いと思った。すぐ特徴が分かるし」
高柳「一番最初に出会う部族というのもあって、大事に印象を作って行きたかったというので、何よりも、特にコトタちゃんとかは大事にしてましたね」
吉田「上手いなと思ったのは、世紀末救世主伝説的な世界観に見えないようにコーディネートされているのが凄い。
　どうしてもヒャハーになっちゃうんだけども、上手かった」
高柳「一番端っこは、メインクエストでしか登場していないんですけども、ガール族といって終節の合戦の始まりを知らせるという、
　かなり神秘的な部族なので、そこを表していたりします」

ボーズ売りのチャンブイ

高柳「どういう風にコーディネートしていくのか。
　最初はコーディネートされてない状態で棒立ちしています。
　集落デザインの方がここのBGを見て、売り子さんなんだなって言うんで、商品を売っているというモーションを入れて下さったので、
　それを見て、袖は撒くってあげようってことで、細かく変えていきます。
　あと、再開の市に入った時に一番最初に見えるNPCだったので可愛くっていうのを……」
吉田「袖をまくるって言う気使いが……、設定されている分けじゃ無いじゃない。だから売り子なんだというのを見て、
　じゃあ商品を売ったり商品をやり取りする為には、袖があったら邪魔だろって考えたってことだよね」
高柳「そうです。そうです」
吉田「この辺りのセンスがあるから、お願いしている。ちなみに4.0のNPCが何体ぐらいいるかって覚えてる？」
高柳「200から300は普通にいるかと……FATEのNPCたちも一緒に作っちゃっているので」

明けの玉座のGUYS

高柳「これは集落デザイン担当をしている方が、わりと筋トレをしているキャラクターを配置することが多くてですね、
　明けの玉座のブドゥガ族という子たちがいて、その子達に綺麗に筋トレをさせていたので……」

高柳「アジムステップを担当していた石川さんと一緒にコーディネートをするものを見ながら、どういうものにしようかと決めていて、
　ピッタリの装備があって、まず装備はこれにしようってなった時に、筋トレしているNPC達を見て、もっと肌ツヤを良くてあげて、カッコ良く見せてあげよう、
　せっかく背中も出ているしってので、集落デザイン担当とうまく組み合わせて話して作ったNPC達です。太陽に照らされると艶が出るっていう」
吉田「じゃあライトの当たり方だったりを見て、やってるって事だよね」
室内「これで生き生きとした感じになっていくんですよね」
高柳「そうですね。こう喋らないキャラクターもここに住んでいる一人ではあるので、
　その子たちがどういう風な生活をしてるかってのは大事に大事に集落デザイン担当の方と表現しようかなというのでやっています」
吉田「このとなりで、プレイヤーもやってくれたりすると嬉しかったりするよね」
高柳「嬉しいですね」